スパイラルコーター
構造
エア流路内に15~25°の傾斜角度をもつスパイラル構造があり、出口開口部に向けて15~25°の内向き角度の内壁をもつ星型形状孔との組み合わせにより、低中粘度液の極微細霧化を可能にして、飛散が少ない精密薄膜塗布を実現します。
主な特徴
- 飛散が少ないため、マスキングレスでコーティングが可能。
見切りが鮮明で、マスキングの手間を削減します。 - 低中粘度(10~1,500mPa.s)の液剤を希釈無しで、塗布できます。
無溶剤や水系の液剤を原液で塗布できるため、環境負荷が少ない。 - 塗着効率は90%以上で、環境負荷を低減
エアースプレーに比べて、塗着効率が格段に高いため、材料ロスを低減できる上に、塗装ブースが不要となるため、作業環境や環境負荷を改善します。 - ナノレベルの薄膜形成が可能
ナノレベルの薄膜形成に適し、材料コスト・乾燥時間を低減できます。 - スパイラル状に霧化するため、孔の内側面や凹凸のある部品に対しても、
導電性インクや塗料を均一にコーティングできます。
適用例
・塗装(水性、メタリック塗料対応可)
・防湿剤塗布(水性、シリコン系、UV系等、あらゆる防湿剤に適用可)
・薄膜コーティング(フッソコーティング剤、導電性塗料 等)
スペック
吐出量(g/min) | 0.1~10 | |
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液剤粘度 | 1~1,500mPa.s | |
使用可能な液剤 | 塗料(溶剤系、水系)、防湿剤、フッソコーティング剤 等 | |
塗布幅 | 3~15mm | |
膜厚(μm) | 0.1~100 | |
塗布速度 | 50~300mm/s | |
主な用途 | 薄膜形成、マスクレスコーティング |